シルク印刷・スクリーン印刷で「魅せる」サインをつくる株式会社トーヨー

お知らせ

2026/06/04 その他

【シルク印刷】塩ビ・布・アルミをどう刷る?

いつも当社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

「オリジナルグッズを1枚だけ作りたいけれど綺麗に印刷できる?」
「工業用のアルミプレートを絶対に剥げない印刷をしてほしい」
「イベント用の布幕やTシャツなども含めて、ものづくりの相談をまとめてしたい」

当社では、こうした法人のお客様(BtoB)の厳しい産業基準に応える工業用印刷から、
個人のお客様(BtoC)のこだわりを形にする本格的な制作まで、
幅広くご相談を承っております。

印刷の世界は奥深く、「塩ビ」「アルミ」「布」といった素材によって、
使用するインクや定着の仕組みが全く異なります。


今回は、3つの素材とインクの相性、そして当社のものづくりへのこだわりをご紹介します!

当社ではシルクスクリーン印刷を中心とした印刷を行っております。

シルクスクリーン印刷は、メッシュ状の版にインクを乗せ、スキージ(ヘラ)で押し出して素材へ転写する印刷技法です。

紙・布・金属・ガラス・樹脂まで、「水と空気以外なら刷れる」とも言われる
懐の深さが人々を魅了します。

シルクスクリーン印刷は、版の凹凸や水油の反発でインクを乗せる他方式とは異なり、
版そのものに開けた微細な穴にインクを通します。
この「孔(あな)を通す)」構造が、平面でも局面でも、紙でも金属でもプリントできる汎用性と
立体的な質感を生むインクの厚みを支えています。
【トーヨーのシルク印刷についてはこちらから】


1. 素材とインクの相性比較

最も多目的に対応できるシルクスクリーン印刷を基準とした相性と特徴の比較です。

素材  使用するインクの種類 素材との相性・定着の仕組み 特徴と注意点
塩ビ(塩化ビニル) 蒸発乾燥型油性インク(アクリル系・塩ビ専用など) 非常に良い
インクに含まれる溶剤が塩ビの表面をわずかに溶かし、一体化して強固に定着します。
屋外看板やステッカーに使われ、耐候性が高いです。乾燥時に特有の溶剤臭が残ります。
布(綿・ポリエステル) 水性バインダーインクまたは プラスチゾルインク 良い
布の繊維の隙間にインクが染み込み、熱をかけることで樹脂が固まり定着します。
洗濯への耐久性が必要なため、印刷後にアイロンや乾燥機での熱処理(130〜150℃)が必須です。
アルミ(金属) 二液反応型エポキシインクまたは 熱硬化型(焼付)インク 条件付きで良い
アルミは水分や溶剤を吸収しないため、主剤に「硬化剤」を混ぜる化学反応で密着させます。
表面が滑らかなため剥がれやすく、印刷前の脱脂(油分除去)や、印刷後の高温焼き付け乾燥が必要です。


2. 製作費(コスト)の目安

製作費は「初期費用(版代)」と「インクなどの消耗品代」に分かれます。

手作業(DIY・小規模)の場合
初期費用(版代):約3,000円〜10,000円
アルミや木製の枠にメッシュを張り、紫外線で固まる感光乳剤を使って自作します。
インク代(各1kgあたり)
布用(水性):約2,500円〜4,000円
塩ビ用(油性):約3,500円〜5,000円
アルミ用(二液性):約5,000円〜8,000円(硬化剤含む)

外注(印刷業者に依頼)する場合
シルクスクリーンは「1色につき1つの版」が必要なため、大量生産するほど1枚あたりの単価が安くなります。

版代(1色につき):約8,000円〜15,000円
印刷賃(1枚あたり):数十円〜数百円(素材やサイズ、数量による)


シルク印刷のメリット・デメリットとロット数のイメージ

【トーヨー 2026 】


シルク印刷と他の印刷の違い

【トーヨー 2026】


3. 制作機械と設備

量産や仕上がりのクオリティに応じて、以下の機械・機材を組み合わせて使用します。
版を作るための機械
  • 露光機(製版機):デザインを印刷した透明フィルムと、感光乳剤を塗った版を重ねて紫外線を当て、版に絵柄を焼き付ける機械です。 

 印刷をするための機械
  • 手動シルクスクリーン印刷機:Tシャツ用(回転式)や、塩ビ板・アルミ板を固定する平面固定用の台。ズレを防ぐために必須です。
  • 全自動/半自動スクリーン印刷機(産業用):平滑な塩ビ板やアルミ板を大量に印刷する場合、スキージ(インクを押し出すヘラ)が自動で動く機械を使用します。

インクを乾かす・定着させるための機械
  • ヒートプレス機 / コンベヤー乾燥機(布用):布用インクを完全に定着させ、洗濯しても落ちないように熱を加えます。
  • 乾燥炉 / 焼き付けオーブン(アルミ用):金属用インクの化学反応を促進させ、強固な皮膜を作るために120〜150℃以上の高温で熱風乾燥させます。
  • 局所排気装置(塩ビ・アルミ用):油性インクや二液性インクは強い有機溶剤を使用するため、作業スペースの換気設備(ダクト・換気扇)が必要です。

【保有設備についてはこちらから】


シルク印刷の簡易的な制作過程

【トーヨー 2026】


原油やナフサの価格高騰、素材の供給不足など、ものづくりを取り巻く環境は大きく変化しています。しかし、選択肢が限られがちな今だからこそ、私たちのネットワークがお役に立ちます。

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